旅行や仕事で飛行機を利用するとき、うっかり見逃しがちなのが「街から空港まで」のアクセスの良し悪しですが、これは結構重要なポイントです。
実際に、日本にはアクセスが超・不便な空港も数多く存在します。
本記事では、日本中の不便な空港ランキングと題し、
全国の空港の中でアクセスが特に悪いとされる空港VS逆に便利と評判の空港の「ワースト×ベスト10」ランキングを紹介します。
この記事でわかること
- 日本国内でアクセスが不便な空港のランキングを知ることができる
- 各空港の市街地からの移動時間や運賃の情報を理解できる
- 不便な空港と便利な空港の違いについて比較できる
- 空港選びの際に参考になる情報を得ることができる
移動時間や費用に悩まされないために、ぜひ事前に情報をチェックしておきましょう!
不便な空港「アクセスワーストランキング」日本版

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日本国内にはアクセスが不便な空港がいくつかあります。
移動時間が長かったり、運賃が高いなど、利便性に欠ける空港のランキングを発表します。
いつも普通に利用しているあの空港や、一度行ってみたいと思っている空港が、まさかのランキングに入ってるかも知れません。
空港アクセス不便なランキング「ワースト10」日本版
では、さっそく日本国内の空港で、アクセスが悪い空港のランキングトップ10について発表します。
以下の空港は、市街地から遠く、移動時間や費用、生活上でのロスが多くかかるため、利便性が低いと評されていることに理由があります。
10位:釧路空港(北海道)
釧路空港から釧路駅まではバスで約45分かかるうえ、しかも運賃も高めです。
北海道の広い地理的条件が影響しており、空港からの移動時間が長くなることが特徴です。
9位:静岡空港(静岡県)
静岡空港から静岡駅まではバスで約50分かかり、運賃は1,000円です。
アクセスの不便さが利用者にとっての大きなハードルとなっています。
8位:花巻空港(岩手県)
花巻空港から盛岡駅まではバスで約45分かかり、運賃は1,400円です。
アクセスの悪さから、空港の利用者数が限られていることもあり、事前に計画を立てることが大切です。
7位:広島空港(広島県)
広島空港から市街地の広島駅まではバスで約45分かかり、距離も長いです。
運賃も1,340円とやや高く、アクセスの悪さが指摘されています。
6位:大分空港(大分県)
大分空港から市街地の大分駅まではバスで約51分、運賃も1,500円と高めです。
空港自体が市街地から離れているため、公共交通機関を利用する際は時間と費用の両方を考慮する必要があります。
では、ここからはトップ5の発表です。
地元に住んでいる方で、ちょっとアンニュイな気分になったら申し訳ないです…。
5位:福島空港(福島県)
福島空港から市街地までのアクセスはバスで約45分かかります。
福島空港は福島市内から約59kmと離れており、移動時間も比較的長くなります。
空港からのバスの便も少ないため、事前に時刻表を確認しておく必要があります。
4位:成田国際空港(千葉県)
成田空港から東京駅までは、特急スカイライナーを使っても約59分かかります。
成田空港は都心からの距離が約58kmと遠いため、多くの旅行者が不便に感じることが多いです。
アクセス方法が複数あるため、計画的な移動が求められます。
3位:熊本空港(熊本県)
熊本空港から市街地の熊本駅までのアクセスはバスで約60分かかり、運賃は800円です。
バスの停留所が多いため、停車時間によってはさらに時間がかかることがあります。
利用する際は時間に余裕を持つ必要があります。
2位:関西国際空港(大阪府)
関西国際空港から大阪市中心部の大阪駅まではバスで約62分、電車でも約65分かかります。
距離が48.9kmと遠く、運賃も1,550円と高めです。
また、成田空港と比べてもさらにアクセスの悪さが目立ちます。
1位:中標津空港(北海道)
中標津空港は、根室駅からバスで約100分かかります。
市街地までの運賃も1,880円と高く、北海道の広さを実感させる空港です。
アクセスの悪さから、利用する際はレンタカーを検討するのが良いでしょう。
不便な空港ランキング上位にみられる特徴
日本で不便な空港ランキングを見てみると、北海道の「中標津空港」が最も不便な空港としてトップに君臨しました。
中標津空港は北海道の東部に位置し、主要な都市から非常に遠い場所にあります。
大分空港、中標津空港よりも不便なイメージ
— 黒人 (@Boueishou) December 27, 2021
例えば、最寄りの根室駅まではバスで100分もかかり、その運賃も1,880円と中々の高額です。
市街地までのアクセスが非常に悪く、他の交通手段も限られているため、利用者にとって非常に不便な空港として知られています。
また、次に「関西国際空港」も不便な空港の一つとしてランクインしています。
関西国際空港は大阪市内から距離があり、大阪駅までのバス移動に1時間ほどかかり、
さらに運賃も1,550円と高いため、他の空港に比べて利用者にとっての負担が大きいです。
以上の空港は、アクセスが悪いことや運賃が高いことから、利用者にとって不便な空港とされています。
もし旅行を計画したい場合に、アクセスの便利さを求めるのなら福岡空港のように市街地から近く、アクセスが良い空港を選ぶと良いでしょう。
日本一赤字の空港はどこ?
日本で一番赤字が多い空港は「関西国際空港」です。
地元の方におかれましては、不便さでワースト2位になった上に、日本一赤字の烙印まで押されるのは何とも堪え難い心境かとは察します。
実は関西国際空港は、日本の大阪に位置する大規模な空港ですが、その運営にも多くの費用がかかっています。
この空港は、海上に人工島を作って建設されたため、建設費用が非常に高額でした。
また、空港の設備維持の運営などにも多くの費用がかかり、これが開港後も大きな赤字の原因となっています。
例えば、海上にあるため、台風や高潮などの自然災害に対する防護設備の維持費が必要です。
また、地盤沈下を防ぐための維持管理費もかかります。
こういった要因が重なり、関西国際空港は日本で最も赤字が多い空港とされています。
ところで日本で着陸が1番難しい空港とは
日本で一番着陸が難しいとされる空港は「新千歳空港」です。
新千歳空港は北海道にあり、特に冬場は雪や氷によるアイスバーンの影響で、飛行機の離着陸が非常に難しくなります。
そして冬の北海道は、雪が大量に降り、視界が悪くなることが多いです。
こういった気象環境によって、電子誘導はされているものの、
着陸時にパイロットが滑走路をしっかりと見極めて慎重に着陸する必要があるため、高い判断力や技術が求められます。
また、新千歳空港は風が強く吹くことが多く、風向きが頻繁に変わるため、飛行機の操縦がさらに難しくなります。
このような条件が重なることで、新千歳空港はパイロットにとって日本で最も難しい空港とされています。
不便な空港ランキング(日本)vs 便利な空港ベストランキング

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日本には不便な空港もあれば、逆にアクセスが抜群に良い空港もあります。
不便な空港が理解できたところで、今度は逆に便利な空港ベストランキングを見ていきましょう。
両側の頂上対決結果として知っておくと、今後の旅行や仕事の際に役立つ情報になること間違いなしだと思います。
日本で空港から街が近い「快適な空港」ベスト10
日本国内には、都市中心部から非常に近い空港も存在します。
こういった空港はアクセスの良さで知られており、利用者にとっては非常に便利ですね。
10位:紋別空港(北海道)
紋別市街地までバスで16分。短時間でアクセス可能で、利用者にとって便利です。
9位:三沢空港(青森県)
三沢駅までバスで16分。アクセスの良さとリーズナブルな運賃が評価されています。
8位:松山空港(愛媛県)
松山駅までバスで15分と比較的近く、運賃も適度な価格で提供されています。
7位:但馬飛行場(兵庫県)
豊岡駅までバスで15分。短時間で市街地にアクセス可能なため、地域住民にとって便利な空港です。
6位:天草空港(熊本県)
こちらはワースランキングに入った熊本と同じ県内の空港ですが、天草空港はベスト6位になりました。
本渡バスセンターまでバスで14分でアクセスできます。
運賃も比較的安価で、アクセスが良いとされています。
5位:羽田空港(東京都)
羽田空港は、世界でも有数の超過密空港として有名ですが、その影響が利便性にも反映されているようです。
東京に位置する羽田空港は国内外問わず多くの便が発着しており、また市街地に近いことから多くの人々に利用されています。
アクセスも京浜急行線やモノレールで非常に良好で、各方面からのアクセスも容易です。
4位:神戸空港(兵庫県)
神戸空港はポートライナーで三宮駅まで一本で行けるため、アクセスの良さが評価されています。
ビジネス客や観光客にとっても便利な空港として知られています。
3位:那覇空港(沖縄県)
沖縄県の那覇空港は、モノレールで県庁前駅まで12分でアクセスでき、観光客にも地元民にも便利な空港とされています。
島内の交通網とも良く接続しており、観光地への移動もスムーズです。
2位:岩国錦帯橋空港(山口県)
山口県にある岩国錦帯橋空港は、岩国駅までバスで10分と非常に近く、運賃も安いことが評価されています。
地域密着型の空港で、迅速な移動が可能です。
1位:福岡空港(福岡県)
福岡空港は市街地から非常に近く、地下鉄でわずか5分というアクセスの良さが特徴です。
博多駅へのアクセスも地下鉄一本で可能で、運賃も安価です。この利便性から、福岡空港が日本で最も便利な空港として評価されています。
このランキングは、主に市街地までのアクセス時間、運賃、そして交通手段の利便性を基準に評価されています。
また、空港内の施設やサービスの充実度も一部考慮されています。
これによって、ビジネスパーソンや観光客にとってどれだけ利用しやすいかが判断基準となっています。
福岡空港や那覇空港のように、都市部や観光地へのアクセスが良好であることは、特に多くの旅客にとって重要なポイントとなります。
逆に、熊本空港や中標津空港のように、市街地から遠くアクセスが悪い空港はランキングで下位となっていますね。
日本で1番便利な空港は「福岡空港」
日本で最も便利な空港は「福岡空港」であることがわかりました。
福岡空港は、福岡市の中心地から非常に近く、地下鉄でわずか5分で博多駅に到着します。
これほどのアクセスの良さは、日本国内でも確かにトップクラスです。
福岡まで戻ってきてラーメン補給🍜
流石に本家まで行く時間は無いので駅で食べましたが充分美味しい😋初めて福岡空港の国際線ターミナル来た✈️
福岡って空港近くて便利だなぁと。 pic.twitter.com/J2RpyvVLZS— たろう(🇯🇵滞在中)マンガイ (@taroou777) April 11, 2024
なお福岡空港は都市の真ん中に位置しており、地下鉄の福岡空港駅が直結しているため、到着後すぐに市街地にアクセスできます。
例えば、東京でいえば、成田空港や羽田空港から都心への移動には電車やバスで30分以上かかることが多いですが、
福岡空港はその10分の1の時間で移動できます。ですので、出張や観光で時間を有効に使いたい方には非常に便利な空港です。
福岡空港は、日本一便利な空港として多くの旅行者から高評価を得ています。
地下鉄でのアクセスの良さだけでなく、空港自体もコンパクトでわかりやすく、到着してから出発までの流れがスムーズです。
国内線と国際線が同じターミナルにあるため、乗り継ぎがしやすいのも大きな特徴です。
また、空港内には多くのショップやレストランがあり、待ち時間も退屈しません。
これにより、ビジネスマンだけでなく、観光客や家族連れにも利用しやすい空港となっています。
まさに、空港としての機能をフルに活かした利便性の高さが、福岡空港を日本一便利な空港たらしめています。
ちなみにアクセスベスト空港の第3位の那覇空港は、観光地として沖縄県の主要な空港で、那覇市中心部へのアクセスが非常に便利です。
空港からゆいレールで県庁前駅まで約12分で到着し、市内の主要観光スポットにもすぐにアクセスできます。
特に沖縄観光を楽しみたい方には、到着後すぐに観光を始められる点が大きなメリットです。
昨年30周年を迎えた那覇のリゾートホテル。これは愛されるのも納得…
那覇空港や国際通りから車で7分と便利
沖縄では希少な天然温泉や家族で楽しめる屋内外プール
"ウェルカムベビーのお宿"認定のお部屋もあって子連れ旅行に最適
レストランは地元の方からも人気
最上階から見下ろす夜景が美しいバー pic.twitter.com/bj3Nonp9ar— 沖縄旅行・観光情報はFeel OKINAWA (@Feel_OKINAWA) March 31, 2024
このように、日本国内にはアクセスが便利な空港がいくつかあり、それぞれの空港が地域の特性に合わせて、利便性を高める工夫をしています。
旅行での空港選びの際には、目的地へのアクセスや滞在中の計画を考慮して、最適な空港を選ぶと良いでしょう。
日本一過密な空港はどこ?
日本一過密な空港といえば、これは文句なしに「東京国際空港(羽田空港)」です。
羽田空港は東京の玄関口として、日本国内外の多くの旅行者が利用する主要な空港です。
過密な空港とは、多くの飛行機が頻繁に離発着する空港のことで、滑走路や空港の施設が非常に忙しく稼働している状態を指します。
離陸待ち🛫
羽田空港の過密っぷりが凄かった#北海道帰省 pic.twitter.com/nrhlBDzTl5— WhiteStone (@green_777333) July 19, 2024
羽田空港は1日に約1,200便もの航空機が離発着し、その数は日本の空港の中で最も多いです。
特にビジネス客や観光客が多く利用する空港であり、国内線と国際線の両方が充実しているため、非常に多くの人々が訪れます。
東京という大都市の近くにあるため、アクセスも便利で、首都圏の人々にとって非常に使いやすい空港です。
また、羽田空港は世界でも有数の過密空港として知られています。
多くの航空会社が羽田空港をハブ空港として利用しているため、国内線だけでなく国際線のフライトも非常に多いです。
このため、羽田空港は日本国内だけでなく、世界的にも過密な空港として認識されています。
アクセスが便利な世界の空港
世界の空港アクセスランキングでは、都市の中心部からどれだけ近くて便利か、そして交通手段の多さや速さが考慮されます。
アクセスの良い空港は、旅行者にとって移動が簡単で、時間を無駄にしない点で非常に重要です。
世界で最もアクセスの良い空港としてよく知られているのは、スイスの「ジュネーヴ空港」や
アメリカの「ロナルド・レーガン空港(ワシントンD.C.)」です。
ジュネーヴ空港は市街地からわずか5kmの距離にあり、電車やバスで10分以内に市内にアクセスできるため、非常に便利です。
また、ワシントンD.C.のロナルド・レーガン空港も市街地から5km程度で、地下鉄で簡単にアクセスできます。
また、アジアの「香港国際空港」や「シンガポール・チャンギ国際空港」もアクセスが良いことで有名です。
香港国際空港はエアポートエクスプレスという快速鉄道で市内まで約24分で到着でき、
シンガポールのチャンギ空港も市内までの交通手段が豊富で非常に便利です。
アクセスの良い空港は、移動時間を短縮し、旅行をスムーズに進めるために非常に重要です。
次回の旅行の際には、空港のアクセスの良さも考慮してみてはいかがでしょうか。
世界一市街地に近いのはトロント・シティー空港
世界で市街地に最も近い空港は、
「ビリー・ビショップ・トロント・シティー空港(トロント・シティー空港)」です。
カナダ・トロントのホテル「The Clarence Park」ロジャースセンターから1km以内、CNタワーまで1.7km、スコシアバンク・アリーナまで1.8km、ビリー・ビショップ・トロント・シティー空港まで2.7kmです。 https://t.co/9LircZtSUP #カナダ #ホテル #トロント #旅行 #観光 pic.twitter.com/JikbsceN6A
— gulugoo (@gulugoo) June 5, 2019
この空港は、カナダのトロント市内にあり、市街地からわずか3kmの場所に位置しています。
トロント・シティー空港は、小さな島にありながらも都市の中心部に非常に近いため、短時間で市街地にアクセスできるのが特徴です。
例えば、都心に近い空港の便利さを考えると、東京で言えば羽田空港が成田空港よりずっと便利なのと同じように、
トロント・シティー空港も地元の人々や観光客にとってとても使いやすい空港です。
空港から市街地までのアクセスが簡単だと、移動のストレスが少なく、
時間を有効に使えるため、ビジネスや観光で訪れる人々にとって大変便利です。
また、世界で市街地に近い空港として有名なのが、アメリカの「ローガン国際空港(ボストン)」や
「ロナルド・レーガン空港(ワシントンD.C.)」です。
この空港も市街地から5km以内の場所にあり、電車やバスなどの公共交通機関で短時間でアクセスできるため、非常に利便性が高いとされています。
またドバイの「ドバイ国際空港」も市街地から5kmの距離にあり、都市部へのアクセスが非常に良好です。
こうした空港は、短時間で市街地に到着できるため、ビジネスでの短期間の滞在や観光旅行に非常に便利で、多くの旅行者に利用されています。
不便な空港アクセスランキングTOP10のまとめ

Made By D-Dreamscaper
今回は不便な空港アクセスランキングと、便利なランキングの頂上トップ10をお送りしました。
これらの空港は、市街地から遠く、アクセスが不便なため、利用者にとっては移動時間や費用が大きな負担になることが特徴でしたね。
この記事のポイント
- 日本国内の空港のアクセス不便ランキングトップ10を紹介
- ランキングは市街地から遠く、移動時間が長い空港が対象
- 運賃が高く、交通手段が限られていることが不便の要因
- 釧路空港は市街地までバスで約45分かかる
- 静岡空港はバスで50分、運賃は1,000円と高い
- 花巻空港は市街地までバスで約45分、運賃は1,400円
- 広島空港は広島駅までバスで約45分、運賃も1,340円
- 大分空港は市街地までバスで51分、運賃1,500円
- 福島空港は福島市内から約59km離れている
- 成田国際空港は東京駅まで約59分、アクセス方法が複数ある
- 熊本空港は市街地までバスで約60分、運賃は800円
- 関西国際空港は市街地までバスで約62分、運賃1,550円
- 中標津空港は市街地までバスで約100分、運賃1,880円
- ランキング上位の空港は市街地からの距離とアクセスの悪さが特徴
- アクセスが良い空港のランキングも紹介
こういったランキングを参考にすることで、旅行の際には空港のアクセスを考慮して計画を立てることができます。
特に、時間や費用を節約したい場合は、アクセスが良い空港を選ぶことが賢明です。
次回の旅行のときに、今回の情報が参考になれば幸いです。
参考文献:
>国土交通省 (Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism)