テレビを売るときに、必ずと言っていいほど気になるのが「B-CASカードの扱い方」です。
B-CASカードはテレビを視聴するために必要なものですが、
売却時にそのまま渡して良いのか、あるいは返却や処分が必要なのか迷ってしまいますよね。
この記事では、テレビを売る際のB-CASカードの正しい取り扱い方法や、注意すべき点をわかりやすく解説します。
テレビを手放す前に、ぜひ確認してみましょう。
この記事でわかること
- テレビを売る際のB-CASカードの正しい取扱い方法
- B-CASカードを売却時に返却や処分する必要性
- B-CASカードの使用者変更手続き
- B-CASカードがない場合の買取時の影響
テレビを売る際のB-CAS カードの正しい取り扱い方法

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テレビを売る際に重要なB-CASカードの扱い方について、正しい方法を知ることはスムーズな取引の鍵です。
B-CASカードを返却するべきか、処分すべきか、売却時の手続きについて詳しく解説します。
記事の内容
- 使わなくなったテレビのB-CASカードはどうすればいいですか?
- B-CASカードは売っても大丈夫なのか
- TV買い替え時にB-CASカードはどうする
- 古いテレビのB-CASはどうすればいい?
- テレビ売る時 B-CASカードなしでも売れる?
- テレビを売る際にB-CASカードを初期化する方法
使わなくなったテレビのB-CASカードはどうすればいいですか?
使わなくなったテレビのB-CASカードをどうすればいいのか、迷ってしまうことがありますよね。
まず、B-CASカードはテレビを買ったときについてくる赤いカードで、デジタルの鍵のようなものです。
地デジやBS、CSなどの放送を見るためのチップとして必要です。
ですが、このカードはテレビと一緒に買ったあなたのものではなく、実はB-CAS社が貸している貸与品なのです。
ですので、テレビを使わなくなったり売るときには、B-CASカードをそのまま放置しておくのはよくありません。
B-CASカードを処理する方法はいくつかありますが、基本的には次の2つが考えられます。
1つ目は、B-CASカードをB-CAS社に返却する方法です。
これは、カスタマーセンターに電話をして「カード返却の手続き」をお願いすれば大丈夫です。
面倒な手続きではなく、案内に従って進めるだけです。
2つ目は、自分でB-CASカードを処分する方法です。
この場合、B-CASカードの裏にある金色のICチップ部分にハサミを入れて物理的に破棄します。
これでカードは無効化されますが、破棄する場合にはB-CAS社への連絡は不要です。
使わなくなったB-CASカードをそのままにしておくと、後でトラブルになることもありますので、
早めに適切に処理することをおすすめします。
B-CASカードは売っても大丈夫なのか

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B-CASカードを売るのは、実はNGです。
なぜかというと、B-CASカードの所有権はあくまでB-CAS社にあるからです。
つまり、あなたが自由に売ったり、他の人に譲ったりすることはできません。
例えば、テレビを売る際に「B-CASカードも一緒に売っちゃおう」と思うかもしれませんが、これも実は無断ではできません。
では、どうすれば良いのでしょうか?
B-CASカードをテレビと一緒に売りたい場合には、B-CAS社に連絡して「使用者変更の手続き」をする必要があります。
この手続きをすることで、次の持ち主もそのカードを使うことができるようになります。
ただし、有料放送の契約が残っている場合には、事前にそれを解約しておくことが大切です。
このように、B-CASカードを売ったり譲ったりするにはルールがあるので、無断で売らないように注意しましょう。
TV買い替え時にB-CASカードはどうする
テレビを買い替えるとき、B-CASカードをどうすればいいのか悩むことがあるかもしれません。
まず、基本的に新しいテレビには新しいB-CASカードが付いてくるので、
古いB-CASカードはそのまま使わないということが多いです。
では、古いB-CASカードはどうすればいいのでしょうか?
1つ目の選択肢は、先ほどもお話ししたようにB-CAS社に返却することです。
テレビを買い替える際に、B-CASカードもきちんと処理するのが安心です。
2つ目の選択肢は、B-CASカードをそのまま次のテレビで使い続けることです。
ただしこれは、カードを新しいテレビに差し替えて使用できる場合に限ります。
しかし、古いカードを新しいテレビで使うと、
場合によっては互換性がなく放送が受信できなくなることもあるので、その点には注意が必要です。
最後に、B-CASカードを含めてテレビを売りたい場合には、前述の通り「使用者変更の手続き」を行えばOKです。
このように、テレビを買い替えるときはB-CASカードをどうするかも忘れずに考えておくことが大切です。
古いテレビのB-CASはどうすればいい?

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古いテレビを持っていて、使わなくなった場合に「B-CASカードはどうすればいいの?」と思うことがありますよね。
まず、B-CASカードはB-CAS社の所有物です。
ですので、古いテレビと一緒にそのままB-CASカードを処分するのはNGです。
では、どうすればいいのでしょうか?
古いテレビのB-CASカードを処理する方法としては、次の2つがあります。
1つ目は、これまでの解説のとおりでB-CAS社にカードを返却する方法です。
カスタマーセンターに電話して「カード返却手続き」を行えば、簡単に返却できます。
2つ目の方法は、自分でB-CASカードを処分することです。
具体的には、B-CASカードの裏面にある金色のICチップにハサミを入れて切断することで無効化できます。
この処分方法であれば、B-CAS社に連絡をする必要はありません。
古いテレビだからといってB-CASカードをそのまま放置せず、
きちんと処理することで後々のトラブルを防ぐことができます。
テレビ売る時 B-CASカードなしでも売れる?
「テレビを売りたいけど、B-CASカードが見つからない!」という状況に陥ることもありますよね。
実は、B-CASカードがなくてもテレビを売ることは可能です。
ただし、いくつかの注意点があります。
まず、B-CASカードがない場合、テレビはそのままでは地デジやBS、CSなどを視聴できません。
新しい持ち主がテレビを使う際には、新たにB-CASカードをB-CAS社から購入する必要があります。
このため、B-CASカードがない分、買取価格が下がることがあります。
B-CASカードをなくした場合や、売る際に取り外してしまった場合でも、
テレビの機能自体に問題がなければ買い取ってもらえる可能性は高いです。
しかし、リサイクルショップやフリマサイトなどで売る場合、
B-CASカードがあるほうが査定額がアップしやすいです。
そのため、可能であればカードを見つけて、一緒に売ることをおすすめします。
テレビを売る際にB-CASカードを初期化する方法

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テレビを売るとき、B-CASカードに残った個人情報が気になることもありますよね。
実際、B-CASカード自体に個人情報が直接保存されているわけではありません。
しかし、有料放送などを契約している場合、その契約情報はB-CASカードと紐付いている可能性があります。
このため、売る前に契約解除や初期化が必要です。
B-CASカードを初期化するには、まず有料放送の契約がある場合は、その契約を解約することが第一です。
解約は、契約している放送局やサービスに問い合わせることで進められます。
その後、B-CASカードを物理的に初期化する必要はありませんが、
もしB-CASカード自体を無効にしたい場合は、前項のとおりB-CAS社に「カード返却」を依頼するか、カードを物理的に破棄してもOKです。
カードを初期化する際には、有料放送の契約解除を忘れずに行い、
次の持ち主が問題なく使用できるように整えておくことが大切です。
テレビを売るときのB-CAS カードと売却の注意点

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テレビを売るとき、B-CASカードの取り扱いに加えて他にも注意すべきポイントがいくつかあります。
個人情報の消去や付属品の確認など、売却前に確認しておくべき注意点をまとめました。
記事の内容
- ハードオフに持ち込むときのポイント
- メルカリなどフリマアプリで売るときの注意点
- B-CASカード自体をメルカリで売るのは可能か
- テレビ売る時のB-CASカードに関するNHKの対応は?
- テレビを売る時の注意点は?B-CASカードの処理も忘れずに
- 譲渡時のB-CASカードの使用者変更手続き方法
- テレビは家電リサイクル対象品~買取不可の場合は逆に費用がかかることも
- テレビを売るときにB-CASカードがないときのまとめ
ハードオフに持ち込むときのポイント

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テレビを売りたいと思ったとき、ハードオフに持ち込むのは手軽な方法のひとつです。
ですが、「B-CASカードはどうすればいいの?」と疑問に思うことが多いですよね。
まず、テレビをハードオフに売る際、B-CASカードがなくても買取は可能です。
ただし、B-CASカードがある方が高く査定される可能性が高いです。
なぜなら、新しい持ち主がすぐにテレビを使い始めるためには、B-CASカードが必要だからです。
もしB-CASカードがない場合、次の持ち主がカードを新たに購入しなければならないため、その分査定額が低くなることがあります。
B-CASカードが手元にある場合は、テレビと一緒に持ち込むのがベストです。
ただし、ハードオフに持ち込む前に、B-CASカードの個人情報が残っていないか、
また所有者を移転する連絡をB-CAS社に済ませたかを確認することが大切です。
もし有料放送を契約しているなら、その契約を解約しておきましょう。
ハードオフに持ち込む前に、こうした手続きや確認をしておくとスムーズに取引が進みます。
メルカリなどフリマアプリで売るときの注意点
テレビを売るとき、メルカリを使う人も多いと思います。
ですが、メルカリでテレビを売るときにB-CASカードをどうするかは重要なポイントです。
先述の通り、B-CASカードは無断での譲渡や販売はできません。
これは、メルカリでも同じルールです。
もしテレビと一緒にB-CASカードを売る場合は、B-CAS社に連絡して「使用者変更」の手続きをしなければなりません。
この手続きをしないままB-CASカードを付けた状態で販売すると、次の持ち主がカードを正しく使えなくなることもあります。
また、B-CASカードがない状態でテレビを売ることも可能ですが、
B-CASカードがないと地デジやBS・CS放送を視聴できないため、買い手が新たにカードを購入する必要があります。
こういった理由で、テレビの価値が下がる可能性があるので、売る際の価格設定に影響を与えるかもしれません。
さらに、メルカリでの取引は個人間でのやり取りになるため、
配送中のトラブルや、商品到着後に動作に問題があった場合には、自分で対応しなければならないことを忘れないでください。
B-CASカード自体をメルカリで売るのは可能か
基本的にはB-CASカード単体での譲渡はできません。
なぜなら、B-CASカードの所有権はB-CAS社にあり、カードはユーザーに「貸し出されている」ものだからです。
そのため、B-CASカードを勝手に他人に譲渡することや、売買することはルール違反になります。
もし、テレビと一緒にB-CASカードを譲渡したい場合なら、B-CAS社に連絡して「使用者変更」の手続きを行う必要があります。
この手続きを行うことで、次の持ち主がそのままB-CASカードを使うことができます。
また、有料放送の契約が残っている場合は、その契約を解除しておくことも忘れずに行いましょう。
これを怠ると、新しい持ち主が有料放送の利用に問題が生じる可能性があります。
メルカリでB-CASカードを譲渡する際には、必ず正しい手続きを踏んで、トラブルを防ぎましょう。
テレビ売る時のB-CASカードに関するNHKの対応は?

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テレビを売るときに、B-CASカードの処理に加えて、
NHKとの契約がどうなるのか気になる方も多いと思います。
まず、B-CASカード自体はNHKの契約とは直接関係がありません。
B-CASカードは、テレビで地デジやBSなどの放送を受信するためのものであり、
NHKの契約は放送を受診できるテレビがある家庭に対して発生するものです。
これはすでにNHKに受信料を払っていることが前提の話ですが、
テレビを売った場合、テレビが家になくなるならNHKの契約も解除することが可能です。
テレビを売却して、もうテレビを持たない場合は、NHKに連絡して
「テレビを手放したので、受信契約を解除したい」と伝えれば、契約を解除できます。
NHKの解約手続きは簡単で、電話や郵送で手続きが可能です。
ただし、テレビを売っても新しいテレビを買ったり、
別のテレビが家にある場合はNHKの契約はそのまま継続する必要がありますので、注意が必要です。
B-CASカードに関しては、売却する際にしっかりと処理を行い、
NHKの契約も状況に応じてきちんと手続きをするようにしましょう。
テレビを売る時の注意点は?B-CASカードの処理も忘れずに
テレビを売る際には、いくつかの重要な注意点があります。
特にB-CASカードの処理は、意外と見落としがちなので気をつけましょう。
まず、B-CASカードはテレビに差し込んで使うものであり、テレビを見るために必須です。
念のため繰り返しますが、B-CASカードを付けたままテレビを売る場合は、B-CASカードの使用者変更を行う必要があります。
次に、テレビの個人情報リセットです。
最近のほとんどのテレビには、インターネット接続機能やアカウント情報が記録されています。
例えば、YouTubeやNetflixなどのアカウントにログインしたままだと、
パスワードがそのままスルーされて(この時点で情報も流出します)次の持ち主がそれを見てしまうかもしれません。
そのため、売る前に「初期化」や「リセット」を行って個人情報を消去しておくことが大切です。
また、付属品(リモコンや電源ケーブルなど)が揃っているかも確認しましょう。
これらが欠けていると買取価格が下がることがあります。
B-CASカードの処理とともに、テレビを売る際にはこうした基本的なことに気をつけて、スムーズな取引を行いましょう。
譲渡時のB-CASカードの使用者変更手続き方法
B-CASカードの使用者変更手続きは、とてもシンプルです。
まず、B-CAS社のカスタマーセンターに電話をして「カードの使用者変更をしたい」と伝えます。
電話をすると、手元にあるB-CASカードの20桁の番号を確認されるので、それを伝えます。
B-CASカスタマーセンター
電話0570-000-261 IP電話045-680-2868
受付時間 AM10:00~PM8:00(年中無休)
次に、自宅に「約款(やくかん)」が送られてきます。
この書類に記入して、B-CAS社へ返送することで手続きが完了します。
その後、新しい持ち主がそのB-CASカードを問題なく使えるようになります。
この手続きは簡単ですが、忘れてしまうと新しい持ち主がテレビを使えなくなってしまうため、
テレビを譲渡する際は必ずこの使用者変更を行うようにしましょう。
また、有料放送の契約が残っている場合は、解約しておくことも大切です。
このように、テレビを譲渡する際の手続きをしっかりと行えば、次の持ち主も安心してテレビを使うことができます。
テレビは家電リサイクル対象品~買取不可の場合は逆に費用がかかることも
テレビは「家電リサイクル法」の対象となる製品です。
この法律は、使用済みの家電を適切にリサイクルするためのものです。
そのため、テレビを粗大ゴミとして捨てることはできず、適切な手続きを踏んで正しく処分しなければなりません。
もしテレビが故障していたり、買取業者が買取を拒否するほど古いものであれば、リサイクルに回す必要があります。
買取不可のケースとしては、テレビが10年以上前に製造されたものや、液晶パネルが割れているものなどが挙げられます。
こうしたテレビは、中古市場での需要が低いため、買取業者が買い取ってくれないことが多いです。
このような場合は、家電量販店やリサイクルショップがリサイクル料金を受け取って引き取ってくれることがほとんどです。
リサイクル料金は機種や大きさによって異なりますが、総額で数千円程度かかることが一般的です。
以下の価格は「リサイクル料金」だけなので、
これに運搬費や処分費、手数料などが加算されて合計数千円になることもあります。
リサイクル料金 主要メーカー一覧
テレビを売る前に、家電リサイクルの対象となるかどうか、
買取業者が対応してくれるかどうかを確認しておくと、スムーズに処分できます。
テレビを売るときにB-CASカードがないときのまとめ

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テレビを売るときに「B-CASカードがない」という状況は、よくあることです。
でも安心してください。B-CASカードがなくても、テレビを売ることは可能です。
ただし、B-CASカードがないと、買い手が新しいカードをB-CAS社から購入しなければならず、その分買取価格が下がることがあります。
もしB-CASカードが手元にある場合は、テレビと一緒に売ることで買取価格が高くなる可能性があります。
ですが、B-CASカードを一緒に売る場合は、B-CAS社への使用者変更手続きが必要です。
この手続きは簡単で、B-CAS社のカスタマーセンターに連絡するだけで進められます。
この記事のポイント
- B-CASカードはB-CAS社の貸与品である
- テレビを売る際にはB-CASカードを返却するか処分する必要がある
- B-CASカードは無断で売ることはできない
- テレビを売る際は、B-CASカードの使用者変更が必要
- B-CASカードを返却するにはカスタマーセンターへ連絡する
- B-CASカードを破棄する場合はICチップ部分をハサミで切る
- 有料放送の契約がある場合は事前に解約する必要がある
- テレビのB-CASカードがない場合でも買取は可能
- B-CASカードなしのテレビは買取価格が下がることがある
- テレビを買い替える際、新しいB-CASカードが付いてくる
- 古いB-CASカードは新しいテレビで使えないことがある
- テレビを売る前に個人情報の初期化を忘れないこと
- ハードオフなどでテレビを売る場合もB-CASカードの確認が必要
- B-CASカードは単体でメルカリなどで売ることはできない
- 家電リサイクル対象品のテレビはリサイクル料金がかかる場合がある
B-CASカードがなくても大丈夫ですが、売却時に少し査定が下がることを頭に入れておきましょう。
また、カードがある場合は、使用者変更を忘れずに行うことが大切です。
参考文献: