2025年6月14日放送の「満天☆青空レストラン」で舞台となったのは、なんと東京の秘境「奥多摩」です。
司会の宮川大輔さんと、ゲストの山本美月さんが旅するのは、きらびやかな都会のイメージとは全く違う、自然豊かな場所。
そこで出会う食材が、今回の主役「奥多摩わさび」なんです。
「え、東京でわさびが採れるの?」って驚いた人も多いんじゃないでしょうか。
実は奥多摩、江戸時代から続くわさびの名産地として知る人ぞ知る場所。
この記事では、「青空レストラン」の放送で紹介される「奥多摩わさび」の魅力を詳しく解説します。
歴史や美味しさの秘密はもちろん、わさびが買えるお店や通販情報、お家でできる絶品「わさび丼」のレシピまで、気になる情報を全部まとめました。
青空レストランで注目のわさび!奥多摩400年の歴史と現在の挑戦者たち

画像はイメージです。
「青空レストラン」で紹介される奥多摩のわさび。ただの食材、って思うのはまだ早いですよ。
ここには、400年も続く深ーい歴史と、伝統を守るために頑張る人たちの熱いストーリーがあるんです。
番組で登場!?わさびの魅力を再発見するフルコース料理
番組では、奥多摩わさびのポテンシャルを最大限に引き出した、驚きのフルコース料理も登場するようです。
辛いだけではない、わさびの爽やかな香りや風味を活かした創作料理の数々は、まさに目からウロコですよ。
まず味わいたいのは、素材の味が光る「わさび丼」。 炊きたてご飯にすりおろしたてのわさびを乗せる、シンプルながらも究極の贅沢です。
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定番の肉料理も、わさびで進化します。 しょうが焼き風の「豚のわさび焼き」は、わさびの香りが豚肉の甘い脂と絡み合い、食欲をそそります。
さっぱりといただきたい気分の時には、「鶏肉のわさびみぞれ煮」も。 大根おろしとの組み合わせが、優しい口当たりの中にピリッとした刺激を加えてくれそうです。
そして、デザートには「わさびチーズケーキ」という意外な一品が。 チーズの濃厚なコクと、わさびの爽やかな刺激がどんなハーモニーを奏でるのか、一番の注目株かもしれません。
さらに乾杯メニューとして「わさびドック&わさびマッシュポテト」まで登場し、 ホットドッグやマッシュポテトにわさびを効かせるなんて、ビールが進むこと間違いなしの組み合わせですね。
徳川将軍も愛した「江戸東京野菜」のプライド
奥多摩でのわさび作りの歴史は、なんと江戸時代までさかのぼります。
当時作られたわさびは、徳川将軍に献上されるほどの一級品だったそうです。すごい歴史ですよね。
その価値が認められて、今では東京の伝統野菜「江戸東京野菜」のひとつにも選ばれているんです。
まさに、奥多摩が誇るブランドわさびと言えますね。
伝統がピンチ?台風被害と後継者不足のリアル
しかし、その輝かしい歴史の裏で、奥多摩わさびは今、大きな壁にぶつかっています。
2019年の大きな台風で、わさび作りに欠かせないわさび田が大きな被害を受けてしまいました。
さらに深刻なのが、わさび農家さんの高齢化と後継者不足の問題です。
昔は200人近くいた農家さんも、今では50人ちょっとまで減ってしまったんだとか。
このままでは、伝統の味が消えてしまうかもしれない、そんな危機的な状況なんです。
救世主は「わさびブラザーズ」!TOKYO WASABIの挑戦
そんなピンチな状況に「待った!」をかけたヒーローが現れます。
それが、角井仁さん・竜也さん兄弟、通称「わさびブラザーズ」です。
お二人は奥多摩の出身ではないのですが、奥多摩わさびの魅力と危機を知って立ち上がりました。
2020年に「TOKYO WASABI」という活動をスタート。
壊れたわさび田を直し、栽培から販売、体験ツアーまで自分たちで手がけています。
「奥多摩のわさびを世界へ!」という熱い想いが、とてもかっこいいですよね。
奥多摩に行ったら絶対食べたい!「わさび食堂」の絶品わさび丼
わさびブラザーズの情熱を味わうなら、ここしかありません。
JR奥多摩駅前で週末にオープンするフードトラック「わさび食堂」です。
看板メニューは、採れたてわさびをたっぷり使った「わさび丼」。
生産者さんが作る一杯は、味が格別なはず。
お店が開いているかは、TOKYO WASABIの公式Instagramでフォローしてチェックしてくださいね。
お土産はここで決まり!老舗「山城屋」は外せない
奥多摩でお土産を探すなら、絶対に外せないお店があります。
それが、創業100年以上の老舗「奥多摩わさび本舗 山城屋」さんです。
JR奥多摩駅から歩いてすぐの場所にあります。
- 〒198-0212 東京都西多摩郡奥多摩町氷川717-3
- TEL0428-83-2368 (日・祝日を除く9:00~16:30)
営業時間 9:00~17:00 定休日 年末年始(12月30日正午~1月5日) アクセス JR「奥多摩駅」より徒歩3分 駐車場 有り(12台)※大型車も駐車可能 https://www.yamasiroya.co.jp/ より出典
お店には、新鮮な生わさびはもちろん、伝統の「本わさび漬」やテレビでも紹介された「チーズわさび漬」など、魅力的な商品がいっぱい。
ここに来れば、喜ばれるお土産がきっと見つかりますよ。
青空レストランで解明!奥多摩わさびの美味の科学と名人の技

画像はイメージです。
「青空レストラン」では、奥多摩わさびが「なぜ美味しいのか?」その秘密にもグッと迫ります。
ツーンとくる辛さの正体から、プロの技まで、知るともっとわさびが好きになるはず!
専門家の解説を交えながら、その美味しさの謎を解き明かしていきましょう。
なぜツーンとくるの?辛さの正体は化学反応だった!
わさびをすりおろした時の、あの鼻に抜ける「ツーン」とした刺激。
あれは、実は化学反応によって生まれる「アリルイソチオシアネート」という成分なんです。
もともとわさびの中にある成分と酵素が、すりおろすことで出会って、あの辛味成分に変化します。
しかも、香りと辛さのピークはすりおろしてからたったの5分。
「わさびはすりたてが一番!」と言われるのには、ちゃんとした科学的な理由があったんですね。
わさび博士!岐阜大学・山根京子准教授が語るスゴイ話
番組には、わさび研究のエキスパート、岐阜大学の山根京子准教授も登場します。
山根京子准教授の研究によると、日本のわさびは、たった数種類の親から広まったそうです。
とても貴重な存在だということが分かりますね。
あの独特の辛さも、わさびが厳しい自然を生き抜くために身につけた力だとか。
専門家のお話を聞くと、わさびを見る目が変わりそうです。
美味しさの決め手!自然と共存する「奥多摩式」栽培法
奥多摩わさびの美味しさの秘密は、その作り方にもあります。
「奥多摩式」と呼ばれる栽培方法は、山の沢をそのまま活かす、とても自然なスタイル。
静岡や長野のように、大規模な工事をするわけではありません。
常に流れるキレイで冷たい水が、雑味のないクリアな風味を育てます。
まさに、奥多摩の自然が生んだ「テロワール(土地の個性)」そのものなんです。
お家で究極の味を!絶品「わさび丼」の作り方
番組で山本美月さんも大絶賛したという「わさび丼」。
これ、実はお家でも驚くほど簡単に作れちゃいます。
用意するのは、炊きたての熱々ごはん、すりおろしたてのわさび、そして削りたてのかつお節。
あとはお醤油をたらーっと回しかけるだけ。
わさび本来の香りと爽やかな辛さ、甘みをダイレクトに味わえる、最高の贅沢です。
プロの味に近づく!「鮫皮おろし」で香りを引き出すコツ
最高のわさび丼を作るなら、道具にも少しだけこだわってみませんか。
プロが使うのは「鮫皮おろし」です。
きめ細かい鮫の皮で、力を入れずに優しく円を描くようにすりおろすのがポイント。
こうすることで、わさびの細胞が細かく壊れて、クリーミーで香り高いわさびになるんです。
この一手間が、いつものわさびを格段に美味しくしてくれますよ。
まとめ:青空レストランで巡る奥多摩わさび旅!最高の味と体験ガイド
「青空レストラン」で紹介される奥多摩のわさび。
その背景には、歴史や科学、そして人の熱い想いが詰まった物語がありました。
この記事で紹介した「わさび食堂」や「山城屋」さんに足を運んでみたり。
お家で最高の「わさび丼」を作ってみたり。
そうやって奥多摩わさびを味わうことが、400年の伝統を未来につなぐ応援になります。
番組の放送をきっかけに、東京の秘境が育んだ緑の宝石を、ぜひあなた自身の舌で味わってみてくださいね。
参考文献:
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満天☆青空レストラン 公式サイト (https://www.ntv.co.jp/aozora/)
-
TOKYO WASABI 公式サイト (https://www.tokyowasabi.com/)